空手道MAC 第3回カラテチャレンジ・チャンピオンシップ2003


軽量級(65kg以下)
優 勝  内田 友和(昭武館)
準優勝  植野 裕二(MAC)
第3位  笠原  仁(笠原道場)
第4位  茨木 亮太(極真会館)

中量級(75kg以下)
優 勝  渡辺  優(西山道場)  
準優勝  中島 一也(MAC)
第3位  三ヶ嶋孝太(極真会館)
第4位  高橋 研介(武心塾カラテ)

重量級(76kg以上)
優 勝  木村 俊輔(士衛塾)  
準優勝  荒川  博(昭武館)
第3位  石井 康宏(MAC)
第4位  斉藤  豊(MAC) 

○観戦記
 空手道MAC主催の一般上級者大会「第3回カラテチャレンジ・チャンピオンシップ 2003」は、あいにくの雨天の中、11月30日(日)武蔵工業大学にて「第11回ルー キーチャレンジ大会」と同日開催された。
 昨年の第2回大会はMAC勢が2階級を制したが、優勝した2人は出場せず、強豪他 流派を迎え撃つ形となった。

 軽量級は、前回準優勝の内田友和(昭武館)を中心に、昨年3位の菅和義(MAC)、 強豪・笠原仁(笠原道場)、植野裕二(MAC)らが熱戦を繰り広げる事となる。そして、 決勝に進んだのは、笠原を得意の後半ラッシュで攻め立て僅差ながら内田が競り勝っ た。
一方、軽量級でも一番小さい植野が長身の選手を敗って決勝進出した。決勝は一 進一退の攻防が見られ、内田得意の後半ラッシュの機会を与えず、再延長までもつれた。
しかし、再延長で僅差ながら内田がラッシュして嬉しい初優勝となった。

 中量級は、昨年はMAC勢がベスト4独占の快挙だったが、昨年3位の丹羽、西袋が 準々決勝で敗れ、ベスト4には、昨年準優勝の中島一也(MAC)、三ヶ嶋孝太(極真会 館)、高橋研介(武心塾カラテ)、渡辺優(西山道場)が勝ち上がった。
準決勝では 中島が三ヶ嶋をじりじり後退させ勝利し、渡辺が高橋を圧倒した。
決勝では渡辺の上 段飛びヒザ蹴りが入り「技あり」、続行かと思われたが、出血が止まらずドクタース トップで渡辺の優勝が決まった。

 重量級は、80kg以上の重量感あふれる戦いとなり、準決勝に進出したのは、強豪 団体・昭武館の荒川博、新潟から参戦した木村俊輔(士衛塾)、MACの石井康宏、斉藤 豊が勝ち残った。
準決勝の荒川と石井の試合は延長で荒川の後ろ内廻し蹴りが石井の顔面にヒットし戦慄の一本勝ちとなった。
一方、木村と斉藤の試合は木村の気迫と スピードが勝り決勝進出となった。
決勝戦の荒川と木村の試合は再延長までもつれ込み、最後にラッシュした木村が僅差の勝利となった。

 全体的に、レベルはかなり接近しており僅差判定が多かった事もあり第4回大会がより一層好勝負が期待される事でしょう。
今後の、この大会が東日本におけるウエイ ト制オープントーナメントとして、選手にとっての良い目標となる大会を目指したい と思います。