奈良支部夏合宿

日付 2010年8月21日(土)~22日(日)
場所 長島愛生園

2010年度の夏合宿は、心身の練磨と人権学習をテーマに開催しました。岡山県の東部にあります国立ハンセン病療養所「長島愛生園」に行ってきました。奈良を出発してからバス中で丸子支部長からハンセン病について説明がありました。ハンセン病で療養所に連れてこられた方達は、親や兄弟と一緒に暮らすことができず、実名を名乗ることができず、結婚しても子供を生むことが許されず、一生療養所から出て暮らすことができず、死んでも故郷の墓に埋葬してもらえない、こんな生活を強いられてきました。同じ人間なのに、あやまった国の政策などによって、長い間多くの偏見と差別に苦しんできました。「いじめに負けない強い心と身体をつくる」空手道を学ぶ私達は何ができるのかを、ハンセン病の学習を通して考えるきっかけとしていただければと思います。
1日目は、まず長島愛生園の資料館にて石田雅男さんよりご説明をいただきました。今回初めてハンセン病のことを知った人もいましたが、皆さん真剣に石田さんの話を聞いていました。その後、福祉会館に移動して基本稽古の後に1分60Rのスパーリングを行いました。連日の猛暑で熱中症にならないかと心配でしたが、石田さんが稽古場を冷やしてくださったことと、こまめに水分を補給し休憩しながら行ったので無事に終えることができました。夕食は道仁指導員とめぐみさんが腕によりをかけて作ったカレーライスで、とても美味しくいただきました。石田雅男さんと懐子さんを交えての夜のかくし芸大会は松浦さんの乾杯から始まり、それぞれが持ちネタを披露し大いに盛り上がりました。特に吉住さんの手が離れなくなるマジックには、皆が驚きました。
2日目は型稽古の後、黒井山グリーンパークのプールに移動。スライダーで少年部と一般部の熱いバトルが繰り広げられました。休憩中には中島くんの酔拳に爆笑し、最後はプールの隅で腕立て伏せと足上げ腹筋を1000回?やり遂げました。
今回も、一般部スタッフのおかげさまで無事に終了できましたことを心よりお礼いたします。少年部のみんなも、よくがんばりました!皆さん、お疲れさまでした。



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