JKJOの歩み

JKJOの誕生の経緯

JKJOは全日本空手審判機構の略称です。2003年6月に大会での判定問題、審判の基準の統一を主目的に誕生しました。

まだ、小さなかけ声から始まったもので審判講習会をするのがやっとの事でした。東日本で大会を開催している団体が集まり充実した意見交換と実際の試合を行いながらの審判講習会はその日の終了近くにはかなりの成果を上げたのを実感しました。その後、試行錯誤を繰り返し、ライセンス発行、認定状発行とシステム化を進めて行き、空手雑誌などで紹介されるまでに至りました。

当時は、「IKJO統一空手審判機構」という名称で行われていましたが、翌年6月よりかねてから関西でも審判講習会の開催に向け尽力していた「フルコンタクト空手審判機構」との協力合併という形で名称を「JKJO全日本空手審判機構」とする事になり、9月には関西との協力関係から九州でも審判講習会が行われ、続いて中部、さらには海を越え北海道へと続きました。そして、発足当時から毎回参画していた甲信越への開催へと広がり、今年より中国四国でも審判講習会が開催され文字通り「全日本空手審判機構」として活動していくに至っております。

2004年11月に愛知での「JKJO全国会議」が最初の全国会議となり、検定員制度確立や様々なルール基準の地域差なども話し合われました。
このJKJO活動は、空手界に少なからず良い意味での刺激となっており、全国的に審判技術の向上や、講習会、ルールの見直しなどもJKJO以外でも多く行われるようになり、マスコミに発表されて来ました。現状ではまだまだ不十分ですが、JKJOの功績の一つではないでしょうか?

僅か4年で全国的なネットワークは驚くべき事ですが、大会の審判技術向上が求められてきた証かもしれません。
そして、ここに第1回のJKJO全日本ジュニア大会が開催されるに至りました。新たなる時代の幕開けになる事でしょう。ひとえに各地域にて地道に活動してきた先生方の努力の賜物だと思います。

JKJOは基本的に組織ではありません。参加者(団体)全てが横一線の状態で運営されている任意の友好団体の集合体であります。しかし、現状では各地区検定員が中心に行っているのも事実です。より積極的に活動してくれる先生方がさらに出てこられる事を期待します。

今後もさらに謙虚に空手界の発展と青少年の健全育成に携わって行くことがJKJOの存在価値だと思われます。

第1回JKJO全日本ジュニア大会パンフレットより

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